人格障害が疑われた30歳女性も鉄タンパク不足が原因だった

症例:30代後半女性、自営店の手伝い
何年も前から仕事中めまいがあり、ざわざわして落ち着かない。家族に注意されるとイライラする。夜になると足がムズムズする。

H26.8、母親、妹に付き添われて来院。

家族によると、イライラがひどくて暴力的で人の言うことを聞かない。店の店員に対し盗んだと怒鳴ったり、店の商品を勝手に捨てたりするので家族がホトホト困り果てていると。
本人は、精神的には普通だと、家族が心配したので仕方なく来た、と自覚はない。
氷を常に食べる。甘いものばかり食べる。

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女性の命を守る治療~産後うつ病は予防できる!

1回の妊娠出産でフェリチン50に相当する鉄が失われます。精製糖質過剰摂取(タンパク不足)で貯蔵鉄フェリチン30以下の人は1回の妊娠出産により貯蔵鉄が枯渇します。

そこで運良く産後うつ病にならなかったと仮定します(どの程度鉄が不足すればうつになるのかは、個体差が大きい)。その後も精製糖質過剰摂取(タンパク不足)で2回目の妊娠をしたら、1回目の妊娠前より低いフェリチン値での妊娠ということになります。2回目の出産後は、鉄不足がさらに顕著となり産後うつ病になる危険性は高まります

つまり鉄が枯渇するため、第一子出産後より第二子出産後の方がうつ病になりやすい。
第二子出産後よりさらに第三子出産後の方がうつ病になりやすい。

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寛解を目指す精神科治療から完治を目指す精神科治療へ

寛解とは薬物投与によりうつやパニックなどの症状を消失させることを示す
完治とは薬物を終了しても症状が再燃しないことを示す

現在の精神科治療は寛解を目指す治療、患者もそれを求めて受診される
しかしその結果、薬物過剰投与や薬物依存などの問題を引き起こしてしまう

栄養療法は、完治を目指す治療である
当院ではH24.4から導入し、顕著な効果を認めている

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鉄不足について

貧血=鉄不足ではない。
貧血を伴わない鉄不足も多い。

鉄の役割:

1)赤血球
2)神経伝達物質生成の補酵素
3)ミトコンドリア膜にあるチトクロームC(電子伝達系)
4)小胞体にあるチトクロームP450(薬物代謝、解毒)
5)活性酸素(過酸化水素)を処理するスカベンジャーであるカタラーゼ
その他、数十以上の代謝の補酵素となっている。

鉄不足を生じる原因:

1)鉄摂取量の不足=糖質過多で動物性タンパクの摂取が少ない人
 (パンやパスタばかり食べている人)
 (お米大好きな人)
 (スナック菓子ばかり食べてまともな食事をしていない人)
 ベジタリアン
 ピロリ菌保有者
2)鉄の喪失
 12歳ー50歳の女性(月経)
 子宮筋腫などの過多月経
 痔出血、消化管出血
3)鉄の需要の増大
 第二次性徴期
 妊婦
 アスリート

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